カエルの雑記帳
06.4.27(金)
さて、ぼちぼちコンクール曲の練習が始まってはや1ヶ月ほどたちました。
チューバやパーカッションに新人さんも入ってきてくれました。
今年度は「星取表」を作ったので、それぞれ自分の目標を設定しやすくなったようです。助け合いの精神(?)も育ってきたかな?さて、毎年恒例のライラック祭が近づいてきました。
コンクールで演奏する曲をはじめて披露する機会です。
間に合うかな?(笑)
とりあえず「止まらずに最後までいけそう」という感じです。
個人練習も、パートやセクションごとの練習もカエルの家や学校外で少しずつ増やしていきたいと思っています。
とはいえ、最近の小学生は忙しい。
スクールバンドの他に、塾やお稽古事をいろいろやっている子が結構いるので、日程の調整がなかなか大変です。
さて、つい先日、ナマズが市内のK小学校のスクールバンドのS先生から「FROGSが以前演奏したクラーケンという曲を、自分のバンドでもやってみたいなあ」
と伺いました。
S先生が仰るには「FROGSの演奏した音源をよく聴いていますよ」
とのことです。
それを聞いてナマズは「FROGSの演奏音源はしょっちゅう聴いちゃイケマセンヨ!(汗)」
と言ったそうですが(笑)みんなの演奏を聴いて
「この曲をやってみたい」
と思っていただけるなんて嬉しいですね!
カエルはK小学校のスクールバンドのクラーケンをとても楽しみにしています。
きっと秋のスクールバンド演奏会で聴けるのではないでしょうか。
誰かの心に響く演奏ができるようになった(...のかな?)と思うとカエルや他の保護者の皆さんも本当に嬉しいと思います。
カエルは4年前にある小学校の「フニクリフニクラ」を聴いて「うわーっ!この曲こんな良い曲だったんだ!やってみたいなあ!」
と思ったことがあります。
もちろんそのバンドとFROGSの「クラーケン」の演奏のレベルは違いますが、S先生の仰ったこととカエルの4年前の気持ちにはとても近いものがあるのでは?と思います。コンクールについては、FROGSの全員が
「今年こそは金賞を取りたいぞ!」
と思っているでしょう。
そしてその気持ちはとても大切ですが、それと同時に、みんなの演奏を聴いて「あの曲やってみたいな」
「いい曲だね」と思ってもらえるような演奏ができるようにがんばりましょう。
06.1.7(土)
明けましておめでとうございます。
今日はCH小学校のI田先生が来校してくださいました。去年末のOH小学校でのクリスマスコンサートでの演奏を聴いた団員達はすこーしだけ面識あったけど、ほとんどのメンバーは初めてお目にかかりました。みんなとても緊張していたけどいろんなことを教えていただけましたね。ダブルやトリプルタンギングを目の前で見て(聴けて、か)ビックリしましたね。それに、午後はコルネットのパート練習までお付き合いいただきました。コルネットのメンバーは特に緊張したかな?
さて、今日は午前と午後にふたつのテストをしました。一つ目は「チューニングのB♭が安定して出せるか」
二つ目は「合同バンドのアフリカンシンフォニーをおさらいしてきたか」でした。
自分的には結果はどうでしたか?
カエルもナマズもそれからH先生も誰が練習していて、誰が練習していないかがよーーーーくわかりましたよお。
今日の注目は3年生コルネットのOさんかな、と思います。カエルは心で拍手!でした。年末年始で練習がなかなか出来なかったかもしれませんが、演奏会はもうすぐです。
年末最後の練習でH先生が「とにかくなんでもいいから毎日吹いてきてね」
と言ってましたね。
今日いらっしゃったI田先生も「毎日5分でいいから、テレビを見ながらでもマウスピース吹くだけで違うよ」
と言ってましたね。
新年早々カライですが、これはつまり...「練習不足」を見破られていると言えるのでは?(笑)
ひとりで家で練習するのは張り合いが無いかもしれないけど、「演奏会本番でカッコよく気持ちよく演奏している自分」を思い描いてやってみてください。
今年もみんなでがんばりましょう。
05.10.10(月)
忙しさにかまけて、ずいぶん長いこと更新していませんでした。
さてさて、コンクールも終わり、夏休みも終わり、毎年恒例の秋のレクリエーションも終わり(笑)、いよいよブラバンのONシーズンがやってきました。
文化の秋、芸術の秋です。
10月から2月まで、毎月なにかしら演奏会があります。
今月は地域の中学校での音楽交流会です。
春からずっとやってきた曲のほかにもう1曲!
9月の最後の水曜日は「自分のパートを一人ずつ、みんなの前で吹く」
をやりました。
高学年のベテランはもちろんのこと、新人も、1・2年生もそれぞれに自主トレしてきましたね。
低学年や新人のメンバーはステージにも立ったことがないのですから、みんなの前で一人っきりで演奏するのはとても緊張したことでしょう。
しかも、H先生が来ることはみんなに知らせていなかったし(笑)
ともあれ、みんなよくがんばりました。
FROGSは段々と人数が増えてきましたが、そうするとついつい先輩に頼ってしまって自分がホントに吹けているかどうか分からないままになってしまうことがありますね。
みんなの前で一人で演奏するのは心細かったかもしれないけど、自信や責任感(&度胸 笑)が強化されるのではないかなあとカエルは思っています。
「同じパートに他にも人がいるから...」なーんて思っている人はいませんか?まさかいませんよね〜(笑)あ、そうだ!春に「スリーダンシーズ」でやった「乱取り(?)アンサンブル」またやろうかなっ。
組み分けして卒コンかクリスマスコンサートに発表、というのも面白いかもしれないですね〜。
05.7.24(日)
6月の終わりごろから、H先生に指導に来ていただいています。
昨日で4回目でしたね。
H先生はナマズの同僚でもあり、音大のころはオケでチューバを専門にやっていた方です。
昨年の6年生アンサンブルを助けていただいたすぬうぴい先生に続き「本物の金管吹き」であるH先生を呼べるようになったことはFROGSにとってはとても心強いです。さて、H先生がはじめてFROGSにいらっしゃる直前、子供達はカエルに当然こう訊ねました。
「ねー、H先生ってどんな人?」
カエルは当然こう答える。
「こぉわぁいぃぞぉぉぉぉぉぉ(-"-)」
ま、ウソですが(笑)その効果あってかFROGSたちは非常に緊張感を持って素晴らしい集中力でのぞんでいます。(やれば出来るんじゃん...)
H先生ははじめての練習の後にナマズにこんな様なことをおっしゃってました。「ある部分を『ここをこう気をつけてこう演奏しよう』というとその時は金賞サウンドになるんです。だけど、そこを通り過ぎて違うところをやって、またさっきのところに戻ると、さっきは出来たのにまた元に戻ってしまうんですね。だから何度も繰り返しやって、子供達にしみこませることが大事ですね」
カエルもナマズも「練習時間がもっとあって、いい先生が来てくれたらFROGSだってぜったいにいい演奏ができるようになる」とずっと考えてきました。
H先生が来てくれた事でこの条件がかなり満たされたと思います。
あとは、みんなが出来る限り家で練習すること、そしてH先生の教えてくださったことを忘れないこと、を心がければきっと見違えるようなバンドになれると思います。
みんなががんばっていると、いろいろな人から助けの手が差し伸べられるということを忘れないでね。コンクールまであと2週間、バリバリやりましょうー。
05.5.23(月)
掲示板にも書きましたが、昨日のライラック祭りではお天気にも恵まれ、また欠席するメンバーも無く、無事終えることができました。
保護者のみなさんの素晴らしいコンビネーションで舞台転換や楽器運搬もとてもスムーズでした。
OG達や、メンバーのクラスメート、担任の先生、おじいちゃんおばあちゃんなどなど、お客様も沢山でした。
コンクールに向けて指導してくださるH先生や、昨年末にご指導いただいたT先生も来て下さいました。
FROGSは沢山の人たちに支えられているなあ、とカエルはとても温かい気持ちになりました。FROGS達が昨日演奏した曲のひとつ「ショウバスターズ」を始めたのが今年の4月。
FROGSの次に出た小学校2校はとても上手だったので、ちょっと凹んだ人もいるかもしれません。だれが聴いても演奏力は明らかに違っていたことは確かです。
とはいえ、「朝練無し、毎日学校練無し、先生無し」の「3無いバンド」なFROGSは、小学生の力だけで1曲演奏できるようになったのですから、そこは誇れる点だと思います。
つぎは、「誰が聴いても楽しいと感じるような演奏」を目指したいところです。道は遠いなあ〜。あ、ステージ上で楽譜がひらひら〜となってもめげずに演奏したメンバーは偉かった!
暗譜してきたんだね...(笑)
05.5.15(日)
ちょうど一週間後の今日、FROGSは今年度最初のステージを迎えます。
それがライラック祭りです。さて、FROGSはこのライラック祭り参加が今年で3回目になります。
例年は、前年度にやった曲をやったり、その年のわりと早い時期に練習を始めた曲で出てきました。
しかし、今年は4月から練習を始めてコンクールで演奏しようという曲で出ることにしました。
というのも、コンクール用の曲を、「初めてステージ演奏するのがコンクール本番」というのは、FROGSにとって少々きびしい経験かな、と考えたからです。
一回のステージは3回の練習にまさる、とカエルは考えます。
なぜなら緊張感が違うから。音楽室の中でいくら「ここにたくさんのお客さんがいて、この一回しか演奏するチャンスは無い!と思って演奏しよう」といっても、やはり実感はわかないものです。では曲の仕上がり具合はというと...さすがに4月から始めたばかりでは正直キツイかな。
まあ、今回の曲は確かに難しいけれど、かといって演奏不可能なほど難しい曲かと言うと、そんなことは全然無いです。
去年は「クラーケン」や5拍子の「ミッション・インポシブル」もなんとか出来ました(奇跡?笑)
あの2曲に比べてどうかというと、カエルとしては「がんばればできるしょ」という気持ちです。さて、メンバーはそれぞれ家で練習しているようですが、保護者の皆さんはどう見ているでしょう。
親の会の後、練習を見ずに帰ってしまった保護者の方も多かったのですが、カエルとしてはせっかくの機会ですので、練習を見ていってほしかったなあと思います。
それは家で「練習しなさいっ!!!」と言って欲しいからではなくて(いや、言って欲しくないわけでは...)、子供たちががんばっているところを見ることが一番の応援になるからです。
「そんなんで大丈夫なの?と言ったら、『お母さん吹けないくせに!大変なんだよ!難しいんだよ!!』と言われちゃった〜」と言っていた方がいましたが(T_T)そこはソレ、子供たちの練習を見たことがあれば、そのセリフはチョット言えませんよお(笑)
もちろん子供たちには「せっかくおうちの人が『もうすこし練習したら?』と言ってくれているのに、なぜやらん(怒)!!」と言ってますけど(笑)「ホントにライラックに間に合うの?」
と心配なさっている保護者の方も多いようですね。
が、一番不安なのはメンバー自身だと思います。
でも、メンバーに忘れないでほしいことは、「バンドの演奏が成功するかどうかは、自分の練習次第」
ということです。
不安や心配は日々の練習で少しずつ解決していきましょう。
ライラック祭りのステージは今年の活動のスタート。
上手くいっても失敗しても、まだまだ先は長いのです。(その時々のお客さんにはとても申し訳ないですが)
がんばろうね!ああ、そうだ!野外のライブでは楽譜が飛んでっちゃうかも知れないから、暗譜よろしくー♪(鬼)
05.4.28(木)
明日からゴールデンウィークです。FROGSのみんなも家族と、友達と、いろいろ楽しい計画を立てているかもしれないですね。
しかーし、FROGSにとっては、5月のライラック祭り、6月のパレード、そして8月のコンクールを目の前にして、練習時間がたりないっ!
カエルは少々心配ですが、メンバーのみんなはどうでしょうか。5月7日の練習日には今までやったところをすっかり忘れた...なんてことがありませんように(笑、じゃなかった祈)さて、4月にはいって、FROGSにも入団希望者が3名やってきました。
1年生の男の子、3年生と4年生の女の子です。
そして、3年生の男の子が6月のパレードの助っ人で参加です。
この人たちが全員正式入団したら...FROGSは今年もめでたく20名になります。
1・3・4の年の3名は「入団するっ!!」と言ってくれているので、あとは助っ人の3年生男子をいかに「楽しいからこのまま続けよう!」と思わせるかが問題です。ねー、メンバーのみなさん。さて、入団希望の3名は、今は「とってもつまらない練習」を一生懸命やっています。
とってもつまらない練習とは、音をだす練習。
金管楽器は、最初から出したい音が出ないので、この練習をやっている間は、どの子もフラストレーションとの戦いです。
ただ、どんな子でもさっきまで出なかった音をひとつクリアすると、かならず「やった!!」と目を輝かせるのです。この時の子供たちの顔を見るのがカエルの喜びのひとつです。
ゴールデンウィークが終わったら、校歌の練習に入れるように、一音でも音域が伸びてくるといいなあと思うカエルです。
そして、初めて楽譜をもらうとき、やはりどの子も「わあ♪」という顔をするのだが、校歌だと分かるとどの子も「なんだー」とちょっとがっかりするのよね(笑)
05.4.1(金)
しばらくぶりの更新です。
そうそう、個人コンクールで全道大会に進んだFROGSのユーフォは、金賞をとりました。
ユーフォは「FROGSの仲間のために、どうしても金賞を持って帰るんだ」といって練習していました。
仲間が全道金賞を取ったということは、FROGSのみんなにとって励みになるかと思います。さて、キタラでのコンサートと、卒コンと、6年生のお別れ会が終わって、2月の半ばから3月の後半にかけてはFROGSは基礎練月間でした。
基礎練月間はFROGSのみんなにとっては多分、気持ちはリラックス、でも練習には少々刺激がないな...だったかもしれないですね。
しかし、基礎練月間には一人ひとりの基礎練チェック日があったり、部内発表会があったり、新入団員勧誘会があったり、けっこう忙しかったのでは?
部内発表会には、保護者の皆さんにもたくさん来てほしかったなあ。それともメンバーはお母さんたちに聞かれるのはちょっと照れくさいかな?そしていよいよ基礎練月間が終わり、3月末から今日までの4日間は学校外練習で新曲突入。
「教えてくれる先輩がいなーい!」「後輩に教えるの初めてでどうしよう」「先輩に教えられるの初めてで緊張...」「まずい!後輩の方が出来がいいかも!?」「この先輩、意外と頼りになるじゃん!」など、パートによってそれぞれだったと思います。
この4日間の目標は「すらすら吹けるように」ではなくて、「とにかく分からないところを無くそう」でした。
FROGSたちは何とかがんばって自分たちの力だけで楽譜を読み進んでいき、分からないところは先輩後輩の別なく相談したり教えあったりしていました。
シンコペーションがたくさん出てくる楽譜なので、みんなリズムを読むのにとっても苦労していた模様(笑)
「カエルー!ここどんなリズムー!?」と助けを求めてきても、カエルは答えを教えません。どうやったら読めるようになるのか、考え方だけは助けますが。
そして、春休み終了後の練習日には、この4日間練習とその後の自主トレの出来具合をきかせてもらう予定。
さー、楽しみだなー!
05.1.10(月)
個人コンとアンコンが終了した。
結果は個人は全道、アンサンブルは銀賞だった。アンサンブル、6年生は本当に残念だった。
応援に来てくれた仲間達も、6年生と同じくらい悔しかったかもしれない。
カエルもナマズも結果に対しては残念な思い。
私の指導が未熟なために、こういう結果になったのだと思うと、6年生だけでなく団員全員に申し訳ない気持です。でも、結果が銀賞だからアンコン挑戦は無駄かというと、そんなことは全然無い。
あんなに一生懸命練習したことは今まで無かったのではないかというくらい頑張ったし、アンコンの練習がそのままバンド全体の練習に良い影響を与えたことも確かである。
本番では、それぞれが練習の成果を出せたと思う。
「アガっちゃって練習の半分くらいの力しか出せない」という可能性だってあるのに、6年生たちは緊張しつつも冷静に演奏できた。
それだけに悔しい気持もひとしおだと思うが、FROGSとしてアンコンに初めて挑戦、ということは後輩たちにとっては貴重な足がかりになるはずである。カエルは昨年札幌で開かれたアンサンブルコンクールの全道大会を見に行っているが、今年の地区大会は明らかにレベルが高かった!
「かーっ!やられたーっ!!」
という団体が多かった。
今年の札幌代表は全道でも金賞を取れることだろう。6年生のみんな、よくやったよね!
本当にありがとう!!!
05.1.7(金)
さて新年も始まり、いよいよ個人コン・アンコン・キタラでのコンサート・市民吹奏楽祭と怒涛の1月の始まりである。
すでに6年生は3回、5年生以下は2回の練習を終えた。
コンクールや演奏会についていろいろ思うこともあるカエルだが、あまり年度末がせまってあれこれ書くのは今はよして、今日の学外練習の帰りのことでも書こうかと思う。
今日の学外練習では電車で移動だったのだが、公共の交通機関に乗るとFROGSはなかなかお行儀が良い。
少々席が空いているくらいでは誰も座ろうとしないし、結構席が空いても団員達はまず様子を見て低学年の子を座らせてあげるし、お年寄りがくれば譲るし、車中ではとても静かにしているし、降車時は「ありがとうございました」も言える。
みんな躾がいいなあ。
が、「次は○○まえ〜」などという車中のアナウンスが入りますね。すると、子供達はどうするかというと、ワレ先に「ピンポン」を押したがるのである。
もちろん、自分たちの降りる停留所以外で押すとカエルの鉄拳が飛ぶので、チャンスは片道に付き一回である。
降りる電停が近づくにつれ子供達の数名が無言でピンポンの前で息を詰めて固まっている。
アナウンスがかかったら自分こそがピンポンを押したいからである。
大人にしてみれば、それ押したからってなにさ、だが。
この時点での子供達の顔を見ているだけでも、カエルは噴出すのをこらえるのが大変だ。選手たち(?)のカオ、すっごい眉間のシワ。くちが思わずとがっちゃってる者も有り(集中してるんだろうなあ)
降りるひとつ前の電停で運転手さんが言う。
「おあと、お降りの方、いらっしゃいませんか?」
だれもいない。
子供達の緊張が高まる。
ドアがプシュッといって閉まる。
運転手さんがゆっくりと電車を動かし始める。
ガコン、といって電車が動き始め、さてもうすぐアナウンスがかかるゾ、というその時。
「ピンポン!」
それまでまったく「ピンポン」権争奪戦に興味を示していなかった(かのような)4年生ホルンの女の子が「はいはい...」という感じでボタンをすばやく押してしまったのである。
ボタンに手をかけて息を呑んでいた男の子3名ほどが、無言で(あーっ!!!などと騒ぐとこれまたカエルの鉄拳が飛ぶからだが)しかし非常に情けない顔で崩れ落ちていくわけである。(立ってるけど)
「フライングかよ!」
という感じでカエルは心の中で大爆笑である。
子供達を連れてバスに乗ったり電車に乗ったりする時は、迷子が出ないか事故に遭わないか他人に迷惑をかけないか等、とても気を使うが、こういうこともあって、結構引率自体は楽しいのである。
04.12.15(水)
ようやくカエルは練習に復活。みなさん体は大切にしましょうね。
さて、今日は2時間の練習だったが、6年生は音楽準備室(通称・虎の穴)にこもってしばしアンサンブル練習に励む。
先日S先生に教えていただいたことが、どのくらい再現できるものか少々不安だったが、6年生全員意外と(失礼)しっかり覚えていたようである。
が、まだまだ荒い。荒すぎるぞ6年生。荒いのはカエルの性格だけでたくさんだ。
合奏練習のほうでは、頼みの綱の6年生がしばらく抜けていたため、後輩たちのイマイチなところをナマズがじっくりと料理、ではなくチェックしていった模様である。
残り時間30分は6年生も音楽室に戻って、今週末のクリスマスコンサートの曲順どおりに通してみた。
音楽準備室でカエルのムチにビシビシあたったため、さすがに6年生はへろへろになっていたが、あとは土曜日の本番が勝負である。
大丈夫かな?
みんなで楽しい演奏会にしましょう。がんばろうね!
04.12.11(土)
今日はアンコンを目指す6年生のために、S先生がレッスンに来てくださった。
カエルは体調を崩したため現場には行けなかったが、6年生とナマズの話しを総合するに、充実した練習になったようだ。が、いかんせんS先生が普段教えていらっしゃるS小学校のスクールバンドとFROGSではレベルが相当程度違う。S先生にはかなりご苦労されたのではないかと思われる。
自宅で「ああ、心配心配心配...」と思っていたカエルに、帰宅したナマズ曰く「アンタは行かなくてよかったかもよ。きっと血圧上がったと思うよ」と笑われた。
そうだ、カエルは脳みそは少ないが血の気は多いのだった。練習を終えてカエル宅に戻って来た6年生たちは「楽しかった」「勉強になりました」とそれぞれ活き活きした顔をしていたので、今日の成果を忘れないで残すところ1ヶ月弱の期間を一生懸命やって欲しいなと思う。
カエルもみんなのために出来ることは何か、もっともっと考えたいと思う。
そして、6年生達には「仲良く助け合って」目標に向かっていってもらいたい。アンコン参加を決めてしばらく経ってから、6年生のNが新たにトロンボーンとして入団した時、「初心者にいきなりアンコン参加というのは、少し酷ではないかい?」とカエルが他の6年生に訊いた時、全員一致で「私たちみんなでNを助けるから!」と言った時の気持を忘れないで欲しいなとも思う。
それにしても、アンコン参加は今年は9校!
去年まで小学校部門は2,3校くらいしか参加していなかったのに、なんでFROGSが挑戦する年になってこんなに増えるのかしらん。
苦しい戦いにならないことを、祈る(笑)
04.12.4(土)
カエルは二日ほど前に肩とクビを故障した。
なぜか。
それは、クリスマスコンサート用のポスター作成時に、クラフトパンチ(スタンプのような文具でガッチャンと紙の型抜きをするもの)でやや厚手の紙を、ワッセワッセと切り抜いていたら...肩とクビがボキッといってしまったのです。トシはとりたくない。さて、そんなヨレヨレのカエルに天の助け、今日は午後からT栄中学吹奏楽部の顧問をされているT先生が来校された。
はじめてお会いする先生を前に、FROGSたちははじめは少々緊張ぎみであったが、楽しく教えていただいているうちに、今までなかなか出来なかったことがどんどん解決していった。
また、先生がマウスピースをつけないで唇だけで音を鳴らして見せてくださったのには、FROGSたちも「わ!」と驚きの声をあげていた。
カエルの「もっと力を抜いて、ちからまかせに吹かないで、マウスピースは押し付けないで、まるで唇に乗っかっているかのように...」などとクドクド言うより、このパフォーマンスひとつで大いに納得した子供達である。
先生のご指導には、FROGSたちも「そうか!」ということがたくさんあったと思うが、カエルも「なるほど!!!」ということがたくさんありました。
18日のFROGSの演奏を聞いて、同じ小学校の低学年の子供達の何人かでも「ボクもワタシもいっしょにやってみたいな」と思ってくれたら、と願うカエルである。さて、クリスマスコンサートの前座を務める(?)保護者バンドの練習は、たくさんの父母兄姉の参加でなかなかに盛り上がった。
準備室で練習している音をもれ聞いて、音楽室のFROGSたちは「なかなかやるじゃん」「けっこうカッコいいじゃん」「ウチのママ、音出てないわ!」など、褒める・けなす等いろいろ感想があったようである。
他人の演奏には意外とキビシイFROGSである(笑)
音楽室でも3回ほど練習してみた。
カエルのドラムは、FROGS保護者バンドのロジャー・テイラーと言われるにはまだまだまだまだまだ...(続く)である。
ナマズのフルートもFROGS保護者バンドのハービー・マン、エリック・ドルフィーと言われるには...言われないか?
道は遠いっス、がんばります。
04.12.1(水)
今日から12月。一年の経つのは本当に早い。FROGSのお世話をするようになってから、ますます月日の経つのが早くなっているような気がする。
12月はクリスマスコンサート、1月はキタラ、と今年は市民吹奏楽祭にも参加する予定。そしてアンコン(&個人コン)にも参加。といっているヒマも有らばこそ、2月には卒業コンサート(も、も、もしかして、万がイチ、億がイチ、アンコン全道も...?笑)ホッと一息入れるまもなくライラック祭りと地元でのパレード、8月にはコンクール、11月にはF見中学音楽交流会と市民会館...。
なるほど、一年が早いはずだ。さて今日は、音楽室では各パートごとでルパンの練習、を行いつつ同時進行で、音楽準備室ではカエルが新人3名のクリスマス曲の出来具合を見、廊下ではナマズが一人ずつ順番に個人の出来具合を見る、という進め方をした。
一人で演奏させてみると、合奏では埋もれていてわかりにくかった間違いや弱点がハッキリしたようである。
集まって練習する機会が非常に少ないFROGSなので、家で練習している子とそうでもない子ではクッキリと差がついてしまうのがつらいところだ。
サイレントブラスをようやく人数分購入できたので、その点も徐々に解決したい。
とはいえ、FROGSは小学生のバンド。
一人で練習すると、どうしても出来るところだけを吹いてしまい、自分にとって難しいところや出来ないところは個人練習では素通りしがちである。
小学生で「自分に厳しい」というのは、なかなか難しいことだと思うが、それぞれの家で子供が練習しているとき、親御さんや兄弟がたまに耳を傾けてくれて、欲を言うなら「すごいねー、じゃ、もう一回!」の一声を掛けてくれたらいいなと思う。新人練習の結果、とりあえず3名ともなんとかクリスマス・デビューが出来そうである。
が...全体では「ルパン三世のテーマ」なかなかキビシイものがある。
リズムも難しくテンポも速いので、去年も大変だったが、今年はクリスマスに間に合うかどうかわからない。
カエルとナマズにとっては、卒業コンサートまでに仕上がればOKと思ってはいるのだが、そうすると、クリスマスコンサートでは「クラーケン」「ミッションインポシブル」「ジングルベルロック」の三曲しか演奏できないことになる。
それは少々淋しいかもしれない。しかし、考えようによっては、お客様が小学校低学年の子供達が主なので、上記3曲プラス保護者バンドで時間的にちょうどいいか...???それでも淋しければ、いっそ6年生アンサンブルを入れてしまうか?客前での1回の演奏は、練習3回分くらい密度があると思うが、その考え方は危険だろうか???
今日もまた、カエルは少ない脳みそで大いに悩むのである。ああっ!毎日集まって練習したいっ!!!(心の叫び)
04.11.21(日)
昨日は学校練習日。
演奏会が終わってほっとしたためか、カゼなどでお休みする団員が数名いた。
Y小は12月に学習発表会もあり、FROGSのクリスマスコンサート、6年生団員はアンコン挑戦と行事目白押しなので、なかなか心配である。
さて、昨日の練習ではクリスマスコンサートに向けて新しい曲に入った。
「ジングルベル・ロック」と「ルパン三世のテーマ」である。
ルパンは去年もやっているので、経験者はワリとすんなり行ったようである。
しかし、今年の春以降入った団員はきっと苦労することだろう。
みんな、がんばれー!(笑)
そして、練習時間の最後に6年生のアンコン曲を他の団員の前で演奏させてみた。
一日練習の最後ということもあるかと思うが、全員スタミナ切れで演奏をまっとうできず、後輩たちから拍手をもらうことが出来なかった。
その点は本人達が一番悔しかったろうと思う。
しかし、やはり毎日の自主トレが足りていないなあと感じる。
家で一人で練習しているときは、吹けていないところは自分の頭の中で鳴ってしまっているため、ダメなところを通り過ぎてしまうようだ。
また、曲の練習はそれなりにやっているようだが、基礎錬が出来ていないのだ。
ぜひ「命をかけたロングトーン」(某・番組に影響されてますね)をみっちりやってきて欲しいものである。
自宅での基礎錬メニューは、今年はリップスラーの段階別にしたものを渡しているが、ロングトーンも楽譜化して渡さなければならないものか...。
小学生だからある程度はお節介を焼かねばならないとは思うが、口頭で言っただけではダメかと思うと、少々情けない気もする。
こういうとき、朝錬の出来ないバンドはつらいなあ...という思いが頭をよぎる。
しかし、「集まって練習できる日が少ないから下手クソ」という言い訳はしたくないものだ。
今度の水曜日の練習では、昨日言ったこと(ロングトーン)をやってきているかどうか、テストしようと思うカエルである。
子供は筋肉が着くのも早いので、3日とか一週間くらいのスタンスであっという間に差がついてしまうのだ。
あ〜、楽しみ〜♪
04.11.13(土)
今日はスクールバンド演奏会だった。
体調を崩した者もいて、直前まで非常に心配したカエルとナマズであったが、何とか18人で演奏することが出来た。
今日の演奏は今までの中でもとてもいい出来だった。
出演しなかった団員もお手伝いを頑張ってくれた。
演奏した団員達は、8月のコンクールに比べると、今回はリラックスしていたのではないだろうか。
みんなよく指揮を見ていたし、昨日の練習までに手直しした部分もよく出来ていた。
6年生の合同JBも120人での演奏はさすがに圧巻だった。
後輩たちにとってもよい目標になったはずだ。
一昨年よりも去年、去年よりも今年と、FROGSは徐々に力をつけてきているなあと思う。
今年の演奏がよかったとしたら、それはFROGSのみんなの努力の結果だ。
カエルは、そんなみんなへ少しでもお手伝いが出来たかなと思うと、本当に嬉しく思います。
ちなみにナマズはディレクターズバンドに参加。
当日朝にもナマズは家でフルートパートのおさらいをしていたこともあり、子供達はともかく、カエルは手に汗握る思いであった(笑)見に来てくださったご家族の皆さん、OGの皆さん、応援ありがとうございます。
さ、次はクリスマスコンサート。
ビシバシ行こ〜っ!!
04.11.12(金)
明日は市民会館でのスクールバンド演奏会。
今年は19名での演奏。
のはずだったが、直前に体調を崩す者続出で、もしかすると15名での演奏になってしまうかもしれない。明日の朝になって、これ以上病欠するものが増えないよう祈るカエルである。
とはいえ、もし15名になってしまったとしても、一昨年は7名、去年は14名での出場だったので、まだまだ今年の方が人数では多いのである。
と、自分を勇気づけたいカエル(とナマズ)である。
今日は明日のリハーサルを少々やって、その後は楽器の移動をした。
4Fの音楽室から1Fの図工準備室への移動である。
子供達も楽器の運搬や片づけがだんだん手馴れてきて、手分けも上手くなってきたようだ。
「もーっ!」などと言いながら、後輩団員の大きな楽器をさっさと運んであげる高学年の子もいれば、それをみて低学年の子は小さな楽器を一生懸命運んだり。
さて、今日のリハーサルでも、まだまだダメ出しの続くFROGSではあるが、明日は思い切ってバリバリやってくれたらなあと思う。
大きなステージはあまり経験のない団員は、この演奏会をこえると一回り大きくなるだろう。そして6年生にとってはこれが最後の市民会館である。
思い出に残る演奏が出来ますように。
そしてたくさんの拍手がいただけますように。みんな、今日は早寝よー!
04.10.30(土)
昨日は毎年恒例のF見中学校区音楽交流会だった。
FROGSの皆さん、お疲れ様でした。
そして聴きにいらっしゃったご家族の方もお疲れ様でした。
さて、掲示板にも少しだけ書き込みをしたが、カエルは一昨年からこの演奏会でのFROGSに関わっている。
今年の演奏を聴きながら、一昨年のことを思い出した。
一昨年はなんと7名で出演したのだった。
7名ですよ、7名。
トランペット3名(4年生)、ホルン1名(4年生)、トロンボーン1名(5年生)、ユーフォ1名(2年生)、チューバ1名(5年生)である。
あの時は、とにかくF見中の広い体育館の後ろまで、なんでもいいから音が聞こえてくれさえすれば...という思いであった。
カエルはもとより、出演した団員達はどんなにか心細かったことだろう。
それが今では、19名。
管楽器も増えたし、ドラムもあり、パーカッションもあり。
12月のクリスマスコンサートでは22名で演奏するのである。
今年のF見中音楽会では、FROGSはとても堂々とした演奏だった。
上手いかどうかはちょっと置いといて...と書くつもりだったが、F見中の吹奏楽部にいるFROGSの先輩達が「私がいた頃より上手くなったんじゃない?」(OGその1)とか、「FROGS盛り上がってるねー。どうしたのこの盛り上がりは」(OGでF見中の部長)とほめてくれたので、あまりカライことは書かないことにしよう(笑)
11月の演奏会のいい前哨戦だったのではないかと思う。
カエルとナマズも、この日の演奏が終わってから、パーカッションのセッティングなど、もっと研究すべきことがあったなと気付いた。
まったくF見中音楽会さまさまなのである。そして、F見中吹奏楽部の演奏。
今年は生徒による指揮だった。
中学生もいろいろなことに挑戦して、さらに良いものを作ろうとがんばっているのだなと感じた。
OGである部長は、出演直前に「よく指揮を見るんだよ」など部員への最後の声かけをしながらも、ものすごく張り詰めた雰囲気だった。
「絶対に失敗は出来ません」と言って最後の演奏(この日で3年生は引退だから)にのぞむ姿は、「F見中の吹奏楽部で精一杯やった3年間だったんだな」と感じさせてくれた。
今年中学に上がったFROGS・OGは、すっかり大人になって立派な演奏を聞かせてくれた。
今年の6年生も「Mちゃん(OG)大人になってた。かっこよかった!」と驚いていた(驚くのは失礼か?)
来年は、今年の6年生の何人かがこの吹奏楽部で演奏している姿を見せてくれるのかと思うとそれもとても楽しみだ。さて、そしてこの演奏会の帰り道、出演した2年生を家まで送っていきながら、「今日、どうだった?」と訊ねると一言
「うーん...まだダメだ」
と言ってました。
しっかりものの2年生のこれからの成長も非常に楽しみ!!
04.10.13(土)
カエルは先日の日曜に東日本大会を聴いてきた。
この日は大会の二日目で、小学コンクール部門、高校コンクール部門、高校フェスティバル部門であった。
地区大会→都道府県大会→東日本大会ということで、各部門日本一なバンドばかりが出るわけである。
小学生部門を聴いてカエルは言葉を失った。
どの団体も子供の演奏ではない。上手い、などというレベルではなかった。
全道大会でも「どうやれば小学生にあんな演奏させられるの?」と思ったものだが、東日本大会では「いったいどうなっているの?」としか言いようがない。
聴いていない人には信じてもらえないかもしれないが、正確無比超絶技巧と言ってもいいと思う。
高校生の部が拍子抜けするほどであった。
勿論出場した高校生は非常に上手いのだが、年齢も体格も全く違う小学生にあれだけの演奏をされたら、少々せつないのではないだろうか。
そして、演奏を聴いている最中は只ただ「!!!!」だったカエルだが、表彰式の頃には「FROGSのみんな、カエルがダメな指導者でごめんね...」という気持になってきてしまった。
しかし、表彰式で「ゴールド!金賞!!」といわれても、「わっ!」とも「きゃっ!」とも言わない小学生団体って(中には言うところもあったが)どういうものか。
「表彰式ではなんと言われても叫ばないこと」という先生の指導が隅々まで行き届いているのか...。その点は正直言ってちょっとコワかったのである(笑)
04.10.9(土)
先週の土曜に引き続き、今日もOGが来てくれた。
合奏について後輩にアドバイスをする姿を見て、中学生になると本当に大人になるなあと感慨深かった。
小学生にとっては(もしかしたらFROGSだけか?)OKな出来でも、中学生の耳には全然不可であった。
OGの、「一度言われたことは、二度言われないようにしてくださいね」には
そうそう小学生って(もしかしたらFROGSだけか?)そこが問題なんだよねー、と心ひそかに思っていたカエル(とナマズ)であった。ワケあって楽譜の一部を変更した4年生Trbの子がとても頑張っている。「足りなくなってしまった部分の、ココとココも吹くよ」と自分から言ってくれるなど、攻めの姿勢が頼もしい。
また、もう1人の4年生Trbは「6ポジまで届く!」とすごく嬉しそうだった。
小学4年生で6ポジまで届くというのは、なかなかいないと思うので驚いた。そして今週から、6年生のアンサンブル組は学校練習日以外も都合をつけて個別にカエルの家に練習に来ている。
やる気が非常に盛り上がっていて心強い。
今日は一日練習だったが、「このあとも家に練習しに行っていい?」などと言っていた。(カエルとナマズの都合によりそれはムリだったが、残念だ)
アンサンブル組には、FROGSに入団したての子がいるので、ベテラン勢が少しでも上手くなって何とか支えてあげようと思っているようだ。
入団したての子も何とかついていこうと必死である。
アンコンまであときっかり三ヶ月になったが、彼女達のやる気が満足いく結果となってくれればと心から思う。2年生から5年生のみんな、6年生の頑張っている姿をよーく見ていてくださいね。
態度も集中力も全然違いますよ!!
04.10.2(土)
もう10月、今年一年の過ぎるのも本当にあっという間だ。
今月からFROGSは毎月1回のペースで演奏会がある。秋冬はブラスバンドのONシーズンである。
午前中の練習に、OGが来てくれた。
一曲合奏を聴いてもらい、感想を求めると、「チューニングあってない、パートごとも全体もタイミングが全然あってない、音が全然聞こえない、等等」と厳しい(ま、本当なんですけど 笑)
「しごいてやってよ」と頼むと、「じゃ、まずチューニングから」と引き受けてくれた。
やはり去年までいっしょにやっていた仲間であり、中学に進んで吹奏楽で鍛えられている先輩の貴重な一言一言は、FROGSにとってとても効き目がある。
カエルやナマズだと、「ま、このくらいは小学生だから仕方ないかな」と思ってしまうことも、「小学生の時は甘かったなー」と思っている現役中学生にしてみると、「今からしっかり気をつけておいたほうが、後々役に立つよ!」という視点から、しっかり注意してくれる。
現FROGS生からは、「先輩、怖い〜」と言う声もあがったが(笑)、カエルから見ると「なんて親切なんだ!ありがとうっ!!」という感じである。
ずっと小学生の演奏を聞きつづけていると、なんというか、耳が小学生の演奏に慣れてしまうというところもあり、今日のOGの指導によって、カエルも目を覚ましてもらった思いである。
カエルもまだまだ甘かった。
これを機会にもっともっと厳しくいこう!と、心を新たにした一日であった。
04.9.22(水)
今日も見学者が1人来てくれた。しかも男の子!なぜかスクールバンドはどの学校も女の子が多いが、FROGSの場合は19名中6名が男子である。割合的にはかなり多いと思われる。
前回から参加している新人と今日の見学者を合せたら、22人中7名か。なんと三割強である。ゴジラ松井の通算打率より高いではないか。
男の子にも音楽好きな子は多いと思うので、文系男子にはどんどん入団してもらいたいところである。
いや、文系とはいうものの、楽器の演奏というのは実は体力勝負な面が大きいので、男子も女子も体力に自信のある方はゼヒゼヒなのである。
ジツはFROGSにはリレーの選手や鉄棒の達人や水泳の女王がたくさんいるのである。
スポーツの得意な子は得てしてリズム感もいいと感じるがどうだろうか。さて、今日は主に、カエルは新人トレーニング、ナマズは合奏練習であった。
まだちょっと早いかなと思いながらも、新人には校歌の楽譜を渡して少しずつ進んでみた。
3年生のコルネットの子は、コルネットだけにメロディにたくさん動きがあるので、指使いに苦労しながら頑張ってくれた。
楽譜を読みながら、音に気をつけて、なれない指使いにも気をつけて、というのは最初は誰でもこんがらがっちゃうものである。終わりごろにはさすがにグッタリしてしまったようである(笑)
6年生のトロンボーンの子は、さすがに高学年だけあって曲の最後まで進んでしまった。1オクターブ出れば吹ける曲ではあるが、練習2回目で最後まで行けるとはたいしたものである。
二人とも家で音を出す練習をしたんだなあ、と嬉しかった。合奏に入る前に、段階別リップスラーをやったが、トロンボーン2のY君が先週より一段階難しいものに「ハイ!3番やりたい!」と自ら挑戦してくれた。すばらしい。負けじと同じくボーン2のTさんも「じゃあ、私も3番」とステップアップ。こういうのを切磋琢磨というのだろう、頼もしい限りである。
合奏の方はきっとナマズが掲示板に何か書いてくれることだろう(笑)
あと1ヶ月少々でスクールバンド演奏会in市民会館である。
「おお!!」という演奏になるように、カエルもナマズもみんなと頑張ろうと思う。
04.9.18(土)
今日から、新たに二人の仲間がふえました。3年生と、この時期の入団は珍しいが6年生。
6年生の子は、中学に入ったら吹奏楽部に入りたいということで、そういう目標があるのは素晴らしい。
スクールバンドの活動期間は短いけれど、中学に入ったときに少しでも役に立つように手助けしてあげたいと思う。
さて、新入団員はまずロングトーンの練習をするが、これがこういっては何だが、そればかりやるのはとてもつまらなかろうと思うのだが、二人ともとても一生懸命やってくれた。
もう少しすると音階練習をやったり、簡単な曲をやったりで、だんだん「楽器を吹いているなあ」という感じになって楽しくなってくると思うので、ここを辛抱して頑張って欲しいなあと思う。
二人とも最初からきれいな音が出ているので、上達も早いことだろう。
6年生で入団した子は、活動期間が短いので、みんなと演奏する機会を少しでもたくさん作ってあげたいなと思う。カエルもナマズもできるだけ工夫します。さて、先日の水曜日には「なーんだよー...」という状態だった6年生曲だが、今日はすんなりと曲作りに入ることができ、とても嬉しかった。
ベテランの6年生団員ともなると、ほんの少し日を置いただけでみるみる上達してくるので、カエルもウカウカしていられないなと思う。
曲のイメージをどうやって表現したらよいか、カエルもよく勉強しなくては。全体合奏の二曲も、水曜日も思ったが、だんだんとそれらしくなってきている。
今日はユーフォとボーン1とボーン2の片方がお休みだったので、バリトンパートとボーン2の出席者の出来具合をよく聴くことができた。
春以降に入った三人だが、秋冬の演奏会シーズンでは立派に戦力となることだろう。そういえば、毎回練習を始める時に、段階別リップスラーをやるが、2年生のホルンがとても上手くなってきている。
彼女は家に楽器を持ち帰ることができないが、マウスピースの練習をたくさんやってきているのだなあとよく分かる。
2年生1人でひとつのパートを務めるのはなかなか大変だと思うが、彼女の今の力を考えるとこの先とても楽しみ。FROGSのみんなは本当に上手くなってきてるよ。えらい!!(カエルもたまには褒める)
04.9.15(水)
今日は学校練習日。
見学者が二人も来てくれたせいか、みんなのテンションも高かったように感じた。
そういう効果が大なので、保護者の方もぜひちょくちょく練習を見に来て(監視?)もらいたいです。
難曲「ミッションインポシブル」も、だん...だん...形になってきたようだ。と思いたい。
「クラーケン」も細かいところをすこーーーしづつ表現できるようになってきた。と思う...(笑)
しかし今日の練習について、あえて苦言を呈すると、6年生曲には少々ガッカリさせられた。
家で練習している時、「これを5人で演奏したらどうなる?」と合奏を想定しながらやっているだろうか。
あるいはまた、「聴かせる」ということを意識して練習しているだろうか?
カエルのできることは、FROGSのみんなを「吹けるようにしてあげる」のではなく、「いい演奏ができるように、お手伝いをする」ということ。
吹けるようになるかどうかは、自分の練習次第だということをしっかり思い出して、家錬してきてもらいたい。
FROGSの6年生は、決して能力が低いわけではないのだから、毎日練習したらきっと素晴らしい演奏ができるようになる。
先輩の演奏は後輩の励みと目標になるのです。
ぜひ頑張ってください。
あ、あと、「間違うかもしんないけど、いいですか?」と聞かれたら、ご存知のとおりカエルは必ず「ダメ!」と答えます。
「間違ってもいいよねー」と思って演奏してはいけません。いけません。ったら、いけません。
04.9.11(土)
今日は6年生は合同ジュニアバンドの練習。他の学年は学校練習。
学校錬では、来年と再来年に主力選手になる現・4年生の出来具合をチェック。来年はチューバ以外は5年生がパートのほとんどを占めるので、今年のうちにうんと上手くなって欲しい。
家錬もだんだんと浸透しているようで、今年の春以降に入った団員も徐々に力をつけてきているように感じた。
このあいだの学校錬は、運悪く台風直撃の日に重なり、お休みになってしまったので、なかなか6年生曲が聴けず残念だった。合同ジュニアバンドにいく前に、「バッチリふけるようになってるんだよね?(笑)」ときくと、笑ってゴマカす者、自信満々の者といろいろのようだが、みな家錬を頑張っているようだ。
6年生がスクールバンド活動の〆にアンサンブルコンクールでいい結果を出したら、後輩たちにも大きな励みになると思う。
アンサンブルコンクールは1人1パートな上に出演人数8人以下という制限があるが、今の6年生はもともとそのようにやってきているので、FROGSのような少人数編成のスクールバンドにとってはかえって有利かもしれない...かな?
ともあれ、来週の練習で6年生が自力でどこまでやってきたか聴くのは、とてーーーも楽しみである。
後輩たちに「やっぱり6年生はすごいわ」と言わせたいところである。
04.8.21(土)
今日は学校練習日だったが、午前中の練習をお休みして全道大会の小学生部門を見学に行く。
去年の終わりごろから、可能な限りFROGSをいろんな演奏会に連れて行くことにした。
FROGSの主な練習場所である学校から、歩いて10〜15分も行けば北海道でも有数のコンサートホールがある。こんな恵まれた条件下で演奏会に行かないのはもったいない。しかも、昨年から吹奏楽連盟に加盟したことにより、ずいぶんとたくさんのコンサート案内が来るようになった。
いい演奏をしようと思ったら、まず素晴らしい演奏に触れる機会を増やさなくてはならないと思う。
さて、そんなわけで、ずいぶんたくさんの演奏会に出かけていったが、小学生にとっては大人(高校生も含む)が素晴らしい演奏をしてもあまり驚きはないようだが、自分達と同じ小学生がものすごい演奏をしているのを聴くというのは、どういう気持になるものだろうか。
ショックは大きければ大きいほどいい、とカエルは思っているのである。
そしてカエルはカエルで非常に衝撃を受けて帰ってきたのである。
「いったいどんな指導をしているのだろうか」
特効薬など無いことは分かっているものの、カエルはついつい考え込んでしまうのである...。
04.8.7(土)
今日は学校練習日。
6年生は4日間連続練習だ。体力があるなあと感心(うらやましい?)するカエルである。
今日から後半期に挑戦する曲に入る。
ミッションインポシブルである。
コンクールでも「次はもう少し簡単な曲にしたほうが良いでしょう」と講評されたにもかかわらず、相変わらず難しい曲だ。(ま、FROGSにとっては何をやっても難しいのだが)
OGが4名も遊びにきてくれて、パートの手助けにはいってくれる。
おかげでカエルもナマズも非常にラクが出来た(笑)
全然演奏にはなっていないが、とにかく曲の最後まで楽譜を追っていけた。
難しい曲には違いないが、リフの繰り返しとユニゾンが多いので、曲を把握すれば何とかなるのではないかと思う。
練習時間の最後の方で、ピッチを合せる訓練を少々試みる。
トロンボーン2本で音をずらしたり合せたりを目をつぶって聞かせ、ずれて音がうなっている時は手を上げる、ということをしてみた。
子ガエル達はカエルが予想したよりも、ピッチのズレに反応。
とりあえず、聞く耳は持っているのね、とカエルとナマズはホッとしたのであった。
あとはその能力を上手く生かせれば、FROGSの演奏もすこしはレベルUPできるだろう。できるかなあ〜。
04.8.6(金)
札幌合同ジュニアバンド練習2連荘の2日目。
前日に引き続き暑い一日だったが、6年生たちはどうにか合奏についていけたようだ。
合同JBの練習では毎回思うことだが、なんと曲の通りの早いことか。
FROGSでは不可能な速さだ。
練習を終えてから、FROGS6年生達と反省会というか報告会を少々行う。
どこが出来て、どこが難しかったか、先生の指導ポイントを忘れないようにあらためて確認する。
友達もたくさん出来たらしく、メール交換ならぬ住所交換などもしてきたらしい。
暑く、長い2日でバテるかなという心配をよそに、6年生達は楽しく過ごしてきたようで、カエルはまずは一安心であった。
04.8.5(木)
今日は6年生参加の札幌合同ジュニアバンド第2回練習日。
暑い中、長時間に渡り指導してくださる先生たちには、なんとお礼をいっていいか分からない。本当にありがたいことである。
FROGSの6年生達は、合同JBの練習を楽しんできたようである。
FROGSの練習の時は、6年生は後輩に教えるために自分たちの練習時間が少なくなったり、また、全パートが1つの音楽室の中で練習をするので、自分のパートを落ち着いた環境でじっくり進めることが出来ない。
そこへいくと、合同JBでは、各パートごとに別教室で各楽器に長けた先生方にみっちり教えてもらえるのである。
去年もそうだったが、合同JBに参加することによって、6年生には確実に力がつく。演奏力ももちろんだが、6年生同士影響しあうからか、自信がつくためか、甘えたところがなくなっていく。
今日までで、ほとんど暗譜してしまった団員もいて、だんだんと頼もしくなってきたなあと思うカエルであった。
04.8.4(水)
今日は学校練習日。
コンクール終了を待って帰省する家族が多いためと、緊張が解けたのか体調をくずした子がいたこともあり、参加人数は少々少なめ。
今日は音出しは基礎錬のみで、主にナマズが子供達にこれからのことを少し話した。
今回の銀賞が、かえって子供達の目標をはっきり設定したようだ。
曰く、「秋冬の演奏会シーズンこそは見てろよ!」(笑)
一昨年からFROGSの世話をはじめたカエルだが、一年を越えるごとに子供達の力が上がってきていると感じる。
演奏力ももちろんだが、雰囲気も一昨年と今では全く違う。
カエルがこのバンドの世話をはじめる少し前のことからを書こうと思う。
当時の団員達がこんなことをつぶやいた。
「FROGSなんてダサーイっていわれたよ...」
「このクラスにFROGSに入りたい人なんていない、っていわれた...」
カエルはその時のその団員達の無念を決して忘れない。
どの演奏会に出ても、飛びぬけて人数が少なく(当時7名)、6年生は1人もいず、2年生といえどもパートの1stを担当しなければならず、それどころかトランペット以外は1楽器1人、もちろんトランペットでも1パート1人、そして思うように演奏できていないことが自分たちで分かるから演奏後は子供達は毎回本当に泣いていた。
それでも当時の団員達は、誰一人として「FROGSをやめたい」とは言わなかった。
そうやって続けてきたFROGSも、翌年には13人まで増え、昨年度の終わりには、演奏会を聴いて「FROGSに入りたい!」という子がたくさん入団してくれてついに20人にまでなった。
また、卒業文集に「ルパン三世のMのトロンボーンソロをもう一度聴きたい」と書いてもらえたり、嬉しいことがたくさんあった。
一昨年前がウソのようである。
もちろんこれはすべて子供達があきらめずに続けてきた成果だ。カエルの手柄ではない。
今年一年が終わる頃、あの7名だった仲間の6名までがFROGSを卒業していく。
カエルが今年後半期にむけてFROGSに願うことは、最悪の頃を乗り切ってきた強い気持を後輩たちに受け継いでいってくれること。それだけだ。
04.8.1(日)
コンクール終了。
結果は銀賞だった。
カエルは今回の結果に、ある意味満足である。
なぜか。
まず、FROGSの皆が、コンクールはそんなに甘いものではない、ということを認識できたのではないだろうか。
練習に対して真剣になるタイミングがあまりにも遅かった、ということがよく分かったと思う。
去年が銀賞だったから今年は金賞をとりたい、という気持はよくわかる。
しかし、(去年の事を知らない新入団員はともかく)去年も参加した団員が家で練習してこないというのは、甘いにも程があるのだ。
FROGSは学校で毎日朝錬ができない。
なぜなら「少年団活動」であるから。
しかし、「学校が毎日練習させてくれない」から「他校よりヘタ」というのはただの言い訳でしかない。
ドラムですらカエルの家に来れば練習できるし、管楽器はサイレントも徐々に増やしている。
唯一練習しにくいのはチューバか。
去年も一昨年も「マッピーだけでも家で吹くんだよ!」と言いつづけてきた意味が、この銀賞でわかったことだろう。とはいえ、FROGSはよくがんばった。
小学校部門でも銅賞が出るとわかった瞬間は「あ、ウチんトコも...」と冷や汗が出たが、講評を見て「ホントの銀賞」ということが判明。
「銀賞という名のアルミ賞」じゃなくて(笑)
6年生が本番直前の舞台袖で「MやSちゃん(昨年の6年生)は偉かったんだ。いなくなってようやく分かった...」とつぶやいていた。
こんどはキミ達が卒業後にそう言われるように、後輩達に「遺産」を残していくのだよ。
今年の「ホントの銀賞」は、去年の6年生がいたからこそである。
04.7.31(土)
いよいよ明日がコンクール本番だ。
今日は午前中の二時間、学校で練習。
ナマズが仕事で出張のため、カエルが指揮をする。
新人一人は夏バテのためお休み。新人はナマズがいるときはカエルが担当しているが、今日は時間も短いことだし、おもいきって新人もパートに入れてしまう。
コンクールに持っていく曲は今年一年やるので、新人も少しずつパート錬をしてきたが、合奏に入るのは今日がはじめてである。
「吹けた?」と訊くとちょっと自信なさそうにしていたが、合奏デビューはなかなか楽しかったのではないかと思われる。楽しくなかったらエライことだが(笑)
コンクール出演団員には、ここまで来たらもう細かいことをとやかく言っても仕方がない(?)ので、カツをいれて何度か通させた。
一番最後に通した時の出来は(あれこれ言えばきりがないが)FROGSとしてはベストな出来だったと思う。
明日は会場の雰囲気にのまれずに伸び伸びやってもらいたい。
本番での指揮もしないし、楽器を演奏するのでもないカエルは、舞台袖で祈るのみである。さて、午前の練習が終わり、午後からは中学A編成の部を聴きに行った。
去年のFROGSの卒団生がF中学で出演している。
それと、前々から聴いてみたいと思っていたA野中学の演奏も楽しみであった。
A野中の演奏は聞きしに勝るものだった。
定期演奏会などがあれば、FROGSにもぜひ聴かせたい。
F中の演奏も素晴らしかった。F中は、今までも地域演奏会で年に一度くらいは聴く機会があったが、やはりコンクールとなると演奏の仕上がりが違うと感じた。
あのバンドに卒団生が混ざっていると思うと本当に感慨深いものがある。
カエルの教え方がもっと上手ければ、あの卒団生も小学生当時もっともっといい演奏が出来たのかもしれない...と思うとなかなかツライのである。
04.7.30(金)
今日は校外練習。
朝から暑い中、カエルは歩き&電車で子ガエル達を引率。ナマズは車で楽器を運ぶ。
ナマズの車はラウムだが、ドラムセット(バスドラ、フロア、スネア、シンバル、その他スタンド類)、ミニチューバ×2、ホルン×3、ペット×4、ボーン×4、ユーフォ、バリトンくらいは積んでしまう。なかなかにワザである。
練習場所に着いて、みんなで楽器を下ろし、練習し、また楽器を車に積んで、電車と歩きで学校へ戻り、学校の4Fの音楽室まで楽器を上げる。
少し前は1F⇔4Fの楽器搬出入はカエルとナマズの二人だけでやっていた。
今は子供達と運ぶのでかなりラクになったものである。
とはいえ、今日のような暑い日は、子ガエルの一人くらい倒れるのではないかと冷や冷やモノである。
幸い、具合の悪くなる子などは出ず、一安心である。
練習中に演奏の模様を録音してみた。
録音する前は
「わあ聴きたいー!」
などと言っていた子ガエル達であるが、一回目を聞かせたら
「...もういい....」
と言う(笑)
そんなコト言ってもせっかく録ったのだ、二度目も聞いてもらう。
子ガエル達は声にならないうなり声(?)を発していた。
その気持はよくわかるよ(笑)
さて、もう練習は明日の二時間のみだ。
あとは本番でバリバリッ!!と吹いてくれるかどうか、祈る気持である。
04.7.28(水)
今日は学校練習日。
連日蒸し暑いので、校舎4Fの音楽室はどんなに暑かろうかと思いきや、廊下も教室も窓全開にすると意外に風が通りすごしやすかった。
とはいえ、2時からの練習では、金管を吹いている子供達は暑かったろう。2時間が限界かもしれない。
コンクールまでの練習は、今日を含めてももう3回しかない...胃とアタマと耳が痛い(笑)
ナマズは合奏、カエルは新人練習。
プール教室と夏バテで、今日は新人は2年生のアルトホルンのみ。久々のマンツーマンである。
カエル「高い音やキレイな音が出せる練習をしようね」
アルト「うん」
カエル「今日はAだけしか来てないから、1人だけうんと上手になっておこう!」
アルト「うんっ!!」
カエル「むこう(合奏チーム)でも2オクターブ出るのは4年生の3人だけなんだよ」
アルト「へーっ」
カエル「毎日練習して、Aも先輩を追い抜いちゃおうか?」
アルト「うんっ!!!!」
誠に心強い。
高学年諸君、ウカウカしていると本当にこの2年生に負けます。
04.7.26(月)
今日も校外練習。
冷房完備の練習室と思うと、出かけるのもウキウキである(笑)
しかし、それも家を出る前までのお話である。
集合場所に着いてみると、遅刻者続出である。しかも練習日を忘れているものまで!
おかげでカエルは今日も血圧上昇。
通常は月曜に練習することが無いので、そのせいもあったと思うが、それにしてもコンクールが近いという自覚が足りないのではなかろうか。
さて、FROGS達は、自分たちの中で2オクターブ以上出るのは、トランペットの4年生2人とユーフォの4年生1人という事を、今日はじめて知ったようである。
6年生はさすがに驚いたようである。
そのせいかどうか、6年生だけは休み時間に外へ遊びに行かないで合同ジュニアの練習をしていた。
この気持がつづくようなら、今年のFROGSは望みも持てるのだが、この先どうなるのだろうか...。
04.7.24(土)
今日は校外練習。
近隣の音楽ホールにある小リハーサル室のAとBを借りる。
学校練習が出来ない日なので、お金が掛かってしょうがないがコンクールや演奏会の前はいた仕方ない。
しかし、さすが立派な音楽ホールだけあって、冷暖房完備である。誠に快適。これは今日のように暑い日にはとても助かる。
といっても、この冷暖房は人間のためというよりも、リハ室内にある楽器のコンディションのためである(笑)
さて、リハ室Aでは合奏、リハ室Bでは交代で抜き出してきたパートの子ガエル達の練習。トラの穴である。カエルだが。
30分〜1時間くらいのローテーションで、ホルン2をやり、ホルン1をやり、ボーン1をやり、バリトン2をやり、ペットをやり、ボーン2をやる。
他のパートもやりたいが今日はこれが精一杯である。
新入団員のいるパートでは、とにかく「ぼへ〜」っと吹かないように、ベテラン6年生のいるパートでは多少はタッチに関する注意を与えるが、なかなかスパッと解決はしない。
やはりカエルが無能だからなのか。いや、カエルは少能であった。
家に楽器を持ち帰って練習している子は、やはり聞くとよく分かる。
どの子にも家錬をしてもらいたいが、住宅事情やサイレント不足もあり、なかなかそうもいかないのが現実。
とはいえ、夏休み第一日目からよくがんばった子ガエル達ではあった。
向かい側の大リハ室ではS栄中学の吹奏楽部が練習していた。
すれ違う中学生達は実に礼儀正しく、みんな挨拶をしてくれる。思わぬところで良きお手本に出会えた。
この中学生達を見て、子ガエル達も刺激されたのか、少しは挨拶ができていたようである。
それが今日の主な収穫かもしれない...。
04.7.22(木)
FROGSのHPを立ち上げて、掲示板にも保護者のみなさんが訪れてくださっている。HPを作ってよかったと思うカエルである。
このページを見ることの出来ない方もいるかもしれないが、せっかくだからカエルが何を考えてバンドに接しているかを書いておこうと思う。
カエルはよく団員を叱る。それぞれの団員がウチに帰って「今日もカエルに怒られた〜」と気落ちしている日もあるかもしれない。
では、どんな時にカミナリが落ちるのか。
まず、遅刻。
友達をバカにするようなことを言ったとき。
楽器を粗末に扱ったとき。
それから、話しを聞いていないとき。
演奏に集中しないとき。
やってみないうちから「出来ない」「無理」など、なげてしまうとき。
演奏の機会を作ってくれている人や応援してくれている人たちに対する感謝の気持を忘れているとき。
当たり前すぎて書いていてもイヤになってきた(笑)
まあ、ともかくこれだけです。
「怒られた」といったらこれ以外に無いので、お家でももう一回叱ってやってください(笑)
それから、経験の長い(主に6年生)団員に対しては、他の団員よりも厳しい接し方をしている。
なぜか。
去年から、その年の主な選曲は6年生にある程度任せることにした。(選択肢はカエルとナマズで示すが)
また、どこでもそうだが、大抵は6年生になるとパートのトップを担当することになる。
そういう6年生を見て後輩が「自分も6年生になったら、曲を選んだりトップを吹けるんだ」と思うのは当然である。
が、ボーっとしていても6年生になりさえすれば自動的に選曲権とトップが手に入るというわけではない。
先輩はバンドに対してより責任があるのだ。
カエルは、これらのことが「演奏の楽しさを知る」ということと対立するとは全く思わない。
ダラダラしていてもヘタヘタでも楽しい、というのも、人によってはあるかもしれないが、それはいわば「音痴のカラオケ」だ。
べつに「音痴はカラオケで歌うな」といってるわけではなく(笑)、あれは音楽ではなくお楽しみツールなのだ。
話がそれた。
コンクールで金賞が取れれば良い、取れなければ悪い、ということではない。
去年より10倍上手くなっても、他校の演奏も同じだけ上手くなっていれば、賞としては去年と同じになるかもしれない。
評価と言うのはある程度、比較だからだ。
しかし、完成度を少しでも高めようと練習していい演奏が出来た時、団員達は「音痴のカラオケ」的自己満足では無い充実感を味わえるのではないか。
カエルもナマズも、アマチュアではあるが楽器を演奏する。
だから「練習してもなかなかうまくならない時」や「今まで出来なかったところが弾けた(吹けた)時」や「お客さんを前にした時」の気持が多少なりともわかる。
音楽には到達点というものがない。
いい演奏が出来なかった時は凹み(しょっちゅう)、少しでもいい演奏が出来たと思える時はやっていてよかったと思う(そういうことは稀だが)。
6年生には「スクールバンドを続けていてよかった」と思って卒業してもらいたい。
04.7.21(水)
今日は練習日。
カエルは新人練習に、ナマズはコンクールに出るほうの合奏練習に。おじいさんは芝刈りにおばあさんは川へ洗濯に、という感じである。
ついこのあいだ入ったばかりの新人は、2年生(アルトホルン)、3年生(トランペット)、4年生(バリトン)の3人である。
長らく基礎錬ばかりでなかなか楽譜をもらえなかった新人3名は、先週からようやく念願のパート譜をもらえて大喜びで練習している。
先輩団員に少しでも早く追いつこう!と、一生懸命に吹いている姿を見ると、カエルの方が勇気づけられる気がする。
初めて旋律が吹けたときの喜びと驚きをいつまでも忘れないでね...と思うカエルなのであった。
04.7.19(月)
Y小スクールバンドのHPがようやく完成。しかし...何かの役に立つのだろうか(笑)
しかし少なくとも子ガエル達は喜ぶだろう。それがバンドの士気高揚に繋がれば何よりである。
子ガエルたちはコンクールに向けて練習中。
あと2週間をきったが、まだ音のとれていないところがある。
昨年は「銀賞という名の銅賞、もしくはアルミ賞」だったが、今年はいったい銅なる、いや、どうなるのであろうか。
17日の練習では朝イチから説教をしたが、説教で演奏が良くなるものなら世話ぁ無いのである。
しかしどうにかようやく同じことを二度も三度も言わずに済むようになった。
が、問題は次の練習日までに、前回までのことを、子ガエル達が忘れていないかどうかである。
土曜に練習して、その次の練習が水曜だ。一歩進んで二歩下がっている可能は大いにある。
カエルが指導者として無能だからなのか。いや、カエルには脳みそが少ししか無いから少能だろう。
それにつけても、期間限定でいいから、毎日朝錬をしたい。
でなけりゃ全員の分のサイレントブラスが欲しい。
そしてカエルは分身の術で子ガエル全員の家へ行って、毎日稽古をつけるのである。
そうすりゃ学校でパート錬をやらなくても済むなあ。